暴力団情勢

  1. 1 概況
    令和4年末現在、全国の指定暴力団は25団体が指定されています。
    全国では、六代目山口組と神戸山口組等による対立抗争が依然として継続しており、隣県の岡山市内においても凶器を使用した暴力団組長急襲事件が発生するなど、市民生活の重大な脅威となっています。
     広島県内では、対立抗争の波及による事件の発生は確認されていませんが、県内で活動する指定暴力団3団体(六代目共政会、三代目?道会、五代目浅野組)は、これら事件の当事者である山口組系組織と緊密な関係を有しており、本県への影響が危惧されるところです。

  2. 2 暴力団構成員等の推移
    1. (1)全国の情勢  全国の暴力団構成員及び準構成員等(以下「暴力団構成員等」という。)の数は、平成17年以降減少し、令和4年末現在で約2万2,400人(前年比約1,700人減少)と、18年連続で暴力団対策法施行後の最少人数を更新しました。
       うち、暴力団構成員の数は、約1万1,400人(前年比約900人減少)となりました。
       また、主要団体(六代目山口組、神戸山口組、絆會、池田組、住吉会、稲川会)の暴力団構成員等の数は、約1万6,100人(全暴力団構成員等の71.9%)、うち暴力団構成員の数は、約8,500人(全暴力団構成員の74.6%)となっています。
    2. (2)広島県内の情勢  広島県内の暴力団構成員等の数は、令和4年末現在で約360人(前年比?約30人)うち暴力団構成員の数は、約200人(前年に同じ)、準構成員等の数は、約160人(前年比?約30人)となっています。 県内暴力団分布図